英国三大オラトリオ
英国には3大オラトリオと呼ばれるものがある。
①エルガーの「ゲロンティアスの夢」②ヘンデルの「メサイア」③メンデルスゾーンの「エリヤ」。
しかし、ヘンデルは生まれがドイツであり、その後に英国に帰化したので英国人で問題ないと思うのであるが、ものによっては「ドイツの作曲ヘンデル」と紹介されることもあり純英国産としてケチがつくこともあったりする。
またメンデルスゾーンのエリヤに関しては英国産と謳うには少しムリムリ感はあるのは拭えない。
では、そこで誰にも文句がつけられない純英国産の「英国三大オラトリオ」を決めようではないか!
まず、エルガーの「ゲロンティアスの夢」は変わらないだろう。
これに肩を並べる英国作曲家のオラトリオは、ズバリ!ブリテンの「戦争レクイエム」しかないだろう。
3つめが難しい・・・・。
順当にいけば、ウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」かホルストの「イエス賛歌」あたりか?どっちを選べというのは正直難しい。
ディーリアスの「人生のミサ」とかヴォーンウィリアムズの「ドナノーヴィスパーチェム」とかティペットの「我らの時代の子」などを推す人もいるかもしれない。
「ベルシャザール」も「イエス」も英国内では比較的頻繁に取り上げられるが、ここは世界的な知名度を取るべきだろう。
参考として日本国内ではどちらが上か?
「イエス賛歌」の実演にお目にかかることは稀だが、「ベルシャザール」は比較的に実演に恵まれている気がする。
なので、ここはベルシャザールに軍配があがりそうだ。
では、発表!純英国製の英国3大オラトリオ