再びロンドンへ

愛の音楽家エドワード・エルガー

ローレンス・ビニヨンの音楽

Elgar: The Binyon Settings

 

 

ローレンス・ビニヨンの音楽

 

アンソニー・ペインが補完させた交響曲第3番の主要なテーマとして組曲「アーサー王」の中の素材が使われている。

 

このアーサー王は録音がこれまで一種類しか出ていなかったので2番目の録音となる。

 

アーサー王とともに注目なのが、Callionであろう。

 

ドイツ軍に侵攻されたベルギー国民を鼓舞するためにエミール・カーレツの詩をもとにエルガーが作曲した作品。

 

オーケストラを伴奏として男声俳優によるスピーカーによって演奏される。

 

唄うのではなくセリフを話す形式で、ベルリオーズの「レリオ」に近い。

 

本来のオリジナルはカーレツの詩によるものだが、今回の録音はローレンス・ビニヨンの詩を差し替えたバージョンである。

 

オリジナルは1914年なので第一次世界大戦が背景にあるが、ビニヨン版は1942年。

 

つまり第二次世界大戦時のものである。

 

1942年といえばビニヨンの最晩年。ビニヨンは翌43年に没している。

 

これまで数限りなくエルガーの企画録音があったが、エルガーとビニヨンを結びつけた曲をまとめるという趣向は今回が初めてであろう。

 

しれほど今回のディスのリリースは意義深いものがある。

 

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