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「エルガー楽器店」跡 

愛の音楽家エドワード・エルガー

「エルガー楽器店」跡 

エルガー楽器店跡

 

 

 

 ウースター大聖堂のすぐ近く、エルガーの銅像の斜め前。ここにエルガーの父が経営する楽器店があった。残念ながらこの家は現存しておらず、今は"Russell & Dorrell"というスーパーマーケットになっている。1960年ころまでは、この場所に「あった」という。

 

 少年時代のエルガーは、店にあった楽器や楽譜を先生代わりに独学で音楽をマスターしていったというから音楽的才能には恵まれていたようだ。また音楽好きの一家は度々家庭音楽会を開いたという。1872年、エルガーは姉ルーシーの誕生日を祝って歌曲《花ことば》を作曲しプレゼントしている。この頃は父親がオルガニストを務めるセント・ジョージ教会のために曲を書いたり、自ら結成する木管楽団のために曲を作ったりしていた。

 

 1905年にエルガーは、時のウースター市長ヒューバート・レスターの手によってウースター名誉市民を授与されている。このレスターは、エルガーとは幼い頃からの友人で、エルガーが亡くなるまで友情は続いた。エルガー一家がハイ・ストリート10番地に住んでいる頃、レスターの家は6番地にあった。2人はよく一緒に学校に通うためにセヴァーン川の船着き場から船に乗った。

 

 名誉市民授賞式の後、エルガーたちがハイ・ストリートを行進していると、「エルガー楽器店」の2階の窓から1人の老人が見下ろしていた。それを見つけたエルガーは足を止めて深々と一礼したという。窓から見ていたのは、我が息子の晴れ姿を見つめていた彼の父ウィリアムであった。

 

 

 

 

 

 

エルガー像

 

 1981年6月2日、エルガーの124回目の誕生日に設置される。ウースターの中心部で、ウースター大聖堂の前、「エルガー楽器店」跡の前というロケーション。除幕式ではプリンス・オブ・ウェールズによってテープ・カットが行われた。

 

 町の中心地に建てられており、柵も何もなく、触ろうと思えば自由に触れる場所にあって意外な感じがする。例えば、ウィーンにあるヨハン・シュトラウス像などは公園の中の、如何にも「それなり」の場所にある。それに対してエルガー像は、本当に町のド真ん中で何の前触れもなく眼前に現れてしまう感じなのだ。そういうところにも、エルガーという作曲家が市民にとって如何に親しげで身近な存在であるということがよく表れている。

 

「エルガー楽器店」跡

 

「サー・エドワード・エルガーは英国音楽200年におよぶ空白期の後現れた最も偉大な作曲家であり、1857年6月2日にウースター近郊のブロードヒースにて生まれた。後に彼は、ウースターのハイ・ストリート10番地の父親が経営する楽器店に住む。
 彼は、オルガニスト、ヴァイオリニスト、教師、指揮者でもあり自らの独学による作曲家であった。1900年以降、彼は国際的な作曲家としての評価を獲得する。代表作《ゲロンティアスの夢》、《エニグマ変奏曲》、2つの交響曲、ヴァイオリンとチェロによるそれぞれの協奏曲、そして《希望と栄光の国》などによって。彼は英国の田園からインスピレーションを得て、それを作品に描いた。彼は言う。『音楽は私を取り巻く空気の中にある』
 1878年から1933年まで彼は、ウースター、ヘリフォードとグロースターで開催される3大合唱祭と関係を持ち続けた。この像は、エルガー54歳の時の姿で、3大合唱祭で指揮をする時によく着ていた名誉教授の礼服を着ている。
 1904年 ナイト爵、1905年 ウースター名誉市民、1911年 メリット勲章(O.M.)、1923年 勲爵位(K.C.V.O.)、1931年 准男爵(バロネット)、1933年 大十字章(G.C.V.O)、1924年から1934年まで王室音楽主任となる。
 1934年2月23日、ウースターにて没する」(エルガー像の銘板より)

「エルガー楽器店」跡

グーグルマップ

 

photos by Mr. Koji Yamada

 

 

Shades

 

エルガーの両親ヘンリー・ウイリアムとアン・グリーニングが初めて出会った場所(1841)。ウースターのミールチーペンストリート16番地のShades。今はヘアサロンになっているようですが当時は酒場だった。

 

グーグルマップ

 
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