愛の音楽家エドワード・エルガー

愛の音楽家エドワード・エルガー

エルガーの主題によるワルツ

エルガーが作曲の時によく使っていたスケッチブックがある。彼はこのスケッチブックをシェッドと呼んでいた。そこに彼が色んな断片を書き込み、後に取り出して作品に仕上げていた。その中で使われていない未発表のものをクリストファー・ポリーブランクが一曲のワルツに仕上げた。それを譲り受けたヴァイオリストのビゼンガリエフが世界初演を行いレコーディングを行ってCDもリリースされたのである。
そこで、ぜひ、この曲を日本での演奏での許可をもらおうと思ってビゼンガリエフにコンタクトしてポリーブランクへの連絡先を教えてもらうとう思ったのだ。しかしビゼンガリエフも彼の消息はわからないというとのことだった。ビゼンガリエフの話では、ポリーブランク自身も当時かなりの年齢で体調を悪くしていたので存命かどうかもわからないとのことであった。作品自体の著作権もどこの団体にも委託していないようであった。
その後ポリーブランクの消息を掴むことに成功して連絡をしてみた。しかし、代理人を通じてこの作品はビゼンガリエフのために作曲したものなのでそれ以外での使用はNGとの返答だった・・・・。
残念であるが、唯一残っている録音がかえってなんと神々しく聞こえるのであろうか。
写真はビゼンガリエフから譲り受けた楽譜。
エルガーの主題によるワルツ

 
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