愛の音楽家エドワード・エルガー

エルガーのスターライトエキスプレス

エルガーのスターライトエキスプレスはよほどのエルガー好きでなければこの曲の存在自体知られていないマイナー作品である。
1915年ころに作曲した演劇のための音楽。エルガーは幼少の頃からこの手の音楽作りを続けており、これも肩の力が抜けた実に楽しい音楽に仕上がっている。
彼が嬉しそうに曲作りを楽しんでいたのがよくわかる。
系統でいうと、正に「子どもの魔法の杖」組曲とか「子ども部屋」組曲みたいな感じ。
今日ほとんどコンサートの演目になることはないけど作曲者自身はとても気に入っていたようで自作自演の録音でもかなり最初期にラインナップに入れている。
エルガーが生涯に渡って作曲し続けた小品群にも同じ素材を用いており、エルガーが如何にこの作品に愛着を抱いていたかを伺い知ることができる。
写真は数少ない商業録音。
ここに挙げた以外にもう一つエルガー協会の会員向けに頒布されたプライベート盤もある。

 

 

 

1、エルガー自作自演ハイライト盤
エルガーのスターライトエキスプレス
エルガーのスターライトエキスプレス
自作自演盤。ここで歌っているチャールズ・モットはエルガーの友人で、この録音の直後戦地に赴き戦死している。

 

 

 

2、ハンドリーによる全曲盤(厳密には2曲カットあり)
エルガーのスターライトエキスプレス
エルガーのスターライトエキスプレス
ハンドリー盤。LP初出版は全曲であったがCD一枚に収めるためにやむえず2曲だけカットがある。ヴァレリー・マスターソンのソプラノが聞きもの。

 

 

 

3、マッケラスによるハイライト盤
エルガーのスターライトエキスプレス
エルガーのスターライトエキスプレス
マッケラス盤のこのカップリングのセンスはエルガーのパーソナリティを非常に理解したものだといえる。唯一の国内盤。

 

 

 

4、ハーストによるハイライト盤
エルガーのスターライトエキスプレス
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アーサー王組曲とのカップリングは泣かせる

 

 

 

5、デイヴィスの指揮と編曲の全曲盤
エルガーのスターライトエキスプレス
エルガーのスターライトエキスプレス
デイヴィスによる愛がいっぱいこもった完全版

 

 

 

これ以外にもワルツのみのをピックアップした盤もわずかに存在する。

 

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